新型コロナウィルス感染の拡大を防止するために2度目の在宅命令を出したカーク・コールドウェル市長は9月14日の会見で、このまま感染数が下降すれば来週には命令を一部緩和するだろうと述べた。

現在の在宅命令は9月23日までの予定だが、その後の新しい命令では、ビーチや公園での活動を5人まで許可することになるという。

また、小売業を含む一部のビジネスも再開される見通しだ。

コールドウェル市長は、バーを営業停止にして、社会的集まりを禁止したにもかかわらず感染が拡大してしまった状況では、シャットダウン以外の方法はなかったとしている。

しかし一部の市民からは在宅命令は過剰で、小売業界からは、小売店舗が感染拡大の原因であったという科学的根拠もないにもかかわらず営業停止となるのは納得できないという批判が出ていた。

オアフ島の経済は新型コロナウィルス感染が始まって以来困難な状況にあったが、今回のシャットダウンで更なる打撃を受けている。

コールドウェル市長は命令の解除については慎重に行なうと述べている。

「前回の時のように一気に解除して、再び感染が拡大することは絶対に避けなければならない。もう一度ロックダウンするようなことがあってはならない」