ノルウェー国王の長子であるマッタ・ルイーセ王女(51)が、ハリウッドのパートナーである自称シャーマン(呪術師、祈祷師)のデュレク・ヴェレット氏(48)と来年の夏に結婚することが13日(水)に発表されたとAP通信が伝えている。
ノルウェー国王ハラルド5世は声明の中で、カリフォルニア出身で6代目のシャーマンであると主張するヴェレット氏を「歓迎することを嬉しく思う」と述べた。ノルウェーの王女は、祖先をイギリスのビクトリア女王にまで遡ることができる。
「プリンセスとシャーマン」として2019年に国内ツアーを行ったこのカップルは、その型にとらわれない信仰でノルウェーに波紋を呼んでいる。ここ数年、マッタ・ルイーセ王女は天使と話すことができると話しており、ヴェレット氏は幅広い精霊と交信し、古代の薬を使い、重いエネルギーや呪文、暗闇を追い払うメダルを持っていると主張している。
結婚式は来年8月24日に、山やフィヨルドに囲まれたノルウェーらしい風景が自慢のガイランゲルで行われる。ガイランゲルは、ノルウェー第2の都市ベルゲンから265キロ北に位置している。
ノルウェー最大手の「VG」紙によると、結婚式は個人負担になるという。また、ノルウェー公共放送のNRKによると、ヴェレット氏はノルウェーに移住し、王室の一員になるものの、称号は持たないという。
マッタ・ルイーセ王女はハラルド5世の第一子だが、2歳年下の弟のハーコン皇太子が父親の後を継いで国王となる。
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写真:Shutterstock.com
(日刊サン 2023.9.14)