ホノルルのダウンタウンに近い住宅地パンチボウルで、9月10日朝に一台の黒いスポーツカーが暴走運転の果てに住宅の庭の石垣に突っ込んで大破するという事件が起こった。

住宅のセキュリティカメラには、この黒い自動車ともう一台シルバーのトラックが通りを暴走運転している様子が映されていて、自転車に乗った男性と4人の歩行者をかすめるようにしてカーブを曲がり、一台は曲がりきれずに岩にぶつかり、トラックの方は走り去っていった。

黒い車の運転手は幸いにもエアバッグのおかげで大怪我をせずに済み、警察にはトラックに追いかけられたと言っているそうだが、目撃者によると両者ともレースごっこをしているように見えたという。

パンチボール、マキキ、タンタラス周辺では、ここ何年もの間ストリートレーシング（公道での自動車レースごっこ）が問題になっている。

2018年にはタンタラスの丘のカーブを暴走して下るストリートレースに歩行者が巻き込まれる事故が起こっており、運転手は実刑判決を受けている。

住民たちはスピードを出している車を警察に通報するようにしているという。