中国南部を襲った暴風雨により、少なくとも7人が死亡し、数十匹のワニが養殖場から逃げ出してしまったとAP通信が伝えている。
中国メディアの報道によると、広東省西部の海岸に近い都市の茂名市(Maoming)で70匹以上のワニが逃げ出したため、付近の住民は自宅待機を勧告された。
緊急当局の発表によると、69匹の成体と6匹の幼体が逃げ出したという。何匹かは捕獲されたが、水深が深いために捜索作業は難航しているという。
また、11日(月)遅くに発表された中国ニュースメディアの新華社の報道によると、さらに西部地域では、広西チワン族自治区玉林市で複数の地滑りが発生し、7人が死亡、3人が行方不明だという。10日(日)と11日(月)の大雨が地滑りを引き起こしている。
この雨は先週香港で急激な増水を引き起こし、2人が死亡した。都市の一部は11日(月)の大雨の後で再度浸水した。一部地域では水たまりや瓦礫がまだ見られる状態だという。
香港の指導者であるジョン・リー氏は、政府は増水の被害を受けた人々を支援するための緊急支援基金を設立すると述べた。
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写真:Shutterstock.com
(日刊サン 2023.9.12)