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【ハワイニュース】マウイ島への義援金の使い道は?

マウイ島支援のために多くの義援金が寄せられているが、それらの金額はどこに向かい、どのように使われているのか、気になる人も多いのではないだろうか?

ホノルル・スター・アドバタイザーでは、マウイ島への義援金窓口の中心ともいえる「マウイ・ストロング基金」について紹介している。同基金を運営する「ハワイ・コミュニティ・ファウンデーション」によると、8日(金)の時点で11050万ドル(約162億5200万円)以上の寄付があり、そのうち1850万ドル(約27億2000万円)以上が約100の団体に授与されているという。

マウイ・ストロング基金のウェブサイトには、義援金を授与された各団体、金額、その団体がマウイ島で行っている活動が掲載されている。カテゴリーには、動物福祉、乳児と母親のケア、子どもと家族、通信・物流・輸送、食料と物資、ヘルスケア、移民サービス、宿泊施設とシェルター、メンタルヘルスとグリーフ・カウンセリング、多角的な取り組みなどが含まれる。

詳細はこちら:hawaiicommunityfoundation.org/strengthening/maui-strong-fund

中でもこれまでで最大のものは、「マウイ・エコノミック・オポチュニティ」社への2回にわたる総額350万ドル(約5億1500万円)の授与で、主に火災で家を失った人々への賃貸支援に充てられている。

新しい義援金の申請は毎週審査が行われている。なお、この基金は、緊急、中期、長期の復興支援に使用される。

一方、ハワイ・ニュース・ナウでは、そのほかの義援金の状況についても紹介している。「マウイ・ユナイテッド・ウェイ」は1000万ドル(約14億7000万円)以上を集めており、その約半分は、1000ドルの一時金を通じて、すでに5000人以上の被災者に支払われたという。

マウイ・ユナイテッド・ウェイのニコラス・ウィンフリー氏は、常に緊急支援が求められており、「私たちは24時間体制で働き、オフィスで寝泊まりする者もいた。みんな総出で取り組んだ」と述べている。

MMAスターのイリマ・レイ・マクファーレン選手は、インスタグラムで260万ドル(約3億8000万円)の義援金を集めたが、インスタグラムを運営するMETA社はまだ資金を公開していないという。同選手は「マウイ島にいる人々のためにできる限りのことをしたいと思っているが、集まった義援金はまだ私のところに来ていない」と語っている。

オプラ・ウィンフリー氏とドウェイン・ザ・ロック・ジョンソン氏が「ピープルズ・ファンド・オブ・マウイ」に個人的に寄付した1000万ドルに加え、約80万ドルがオンラインで集まった。ウィンフリー氏とジョンソン氏は、毎月1200ドルを火災被害者に寄付すると約束した。彼らのチームによると、これまでに2200人以上の申請者が完全に確認され、今週中に銀行口座に直接振り込まれることが通知される予定で、毎日さらに多くの申請者が確認されているという。

ピープルズ・ファンド・オブ・マウイでは、被災者の申告を受け付けている。また、多くの非営利団体は現在も義援金を受け付けている。

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写真:Shutterstock.com

 

(日刊サン 2023.9.12)

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