9月11日の同時多発テロ事件から22年目を迎え、ハワイを含む全米ではこの悲劇で失われた人命を追悼する一連のイベントが開催されたとハワイ・ニュース・ナウが伝えている。
11日(月)の朝、ヴァージニア州アーリントンのペンタゴンでは、厳かな記念日を示すアメリカ国旗が広げられた。ペンタゴンは、ハイジャック犯が飛行機を墜落させた4カ所のうちのひとつ。2機の飛行機がニューヨークのワールドトレードセンターに激突し、もう1機がペンシルバニアの野原に墜落した。
この同時多発テロにより、3000人近くが死亡、6000人以上が負傷し、アメリカ史上最悪の本土内への攻撃となった。犠牲者のうち少なくとも9人はハワイと関係があった人物だとされている。
週末には、ホノルル・ハレ(市庁舎)への行進の前に、多くの人々が2001年9月11日に亡くなった人々に敬意を表するため、ホノルル警察本部の前に集まった。
リック・ブランジャルディ市長は、「今こうしている間にも、サイレンの音が聞こえてくる。ファースト・レスポンダーたちは24時間体制で、次の瞬間にどんな危険に直面するかわからない状況で活動を続けているのだ」と語った。
11日(月)の朝、ハワイ海兵隊基地の消防士たちが、ココヘッド・クレーター・トレイルの1000段以上もある急な階段を登り、同時多発テロで命をかけて人々を救ったファースト・レスポンダーを称えた。
同日、ビショップ・スクエアでセレモニーが開催され、ファースト・レスポンダーが表彰された。また、夕方にはホノルル・ハレにて9.11永遠の炎が灯される追悼イベントが行われた。
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写真:Shutterstock.com
(日刊サン 2023.9.12)