マウイ島の火災ですべてを失った被災者を支援するため、何万もの寄付品がマウイ島に送られたが、衣料品の中には使えないものも多く、実際には衣類の詰まった何十ものバッグがゴミ箱行きになっていたとKHON2が伝えている。
火災後に寄付の拠点となったナピリ・マーケットプレイスのエコ・コンシャスな店「ホオラワ・マウイ」のオーナーであるミーガン・ダルバック氏は、数えきれないほどの量の衣類の寄付を受け取り、「店内も歩道も路地も服で埋め尽くされ、仕分けと整理のために広場の空いている場所を2つ使わなければならなかったほどだった」と語っている。しかし他の店では、シミがあったり、穴が開いていたり、まったく使えないという理由で服を捨てていたという。
ダルバック氏は、オアフ島でエコショップ「キープ・イット・シンプル」を運営している友人と一緒に、ロザリー・スナイダー氏と「フォー・デイズ」という会社と手を組み、すべての衣類がリサイクルされ、無駄にならないようにすることを決めた。
スナイダー氏は、「多くの人は、服を寄付すると、それが必要としている誰かのために使われると信じていますが、実際には繊維製品の85%が埋立地に行く」と説明する。
16日(土)は世界清掃デーだ。リサイクルのために衣類を寄付したい人は、16日(土)の午前10時から午後3時の間に、「キープ・イット・シンプル」のカ・マカナ・アリイ店に持ち込むことができる。この日、同店では洋服の交換会が行われ、残った服は本土の「フォー・デイズ」に送られ、新しい服に生まれ変わる。なお、衣類を持ち込む際は、まだ着られるものは交換会用に、着られないものは送付用にと、袋を2つに分けて持参するよう呼びかけられている。
衣料品、ベビー服、財布、バッグ、帽子、靴、ネックレス、ブレスレットはすべてリサイクルに活用される。
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写真:Shutterstock.com
(日刊サン 2023.9.11)