ネイティブ・ハワイアン服飾デザイナーがニューヨークへ
マイカ・カモホアリイさんはネイティブ・ハワイアンでデザイナーとして16年間活動している。
ある日、ニューヨーク・ファッションウィークのプロデューサーからメールを受け取ったが、件名を見て偽物だと思いゴミ箱に捨ててしまったものの、後になってきちんと読み返したところ、本物だったという。
そしてソニーホールで行われたニューヨーク・ファッションウィークのランウェイファッションショーで発表されたカモホアリイさんのコレクションは大勢の人々の喝采を受けたとKHONが伝えている。
ネイティブ・ハワイアンのマイカ・カモホアリイさんは「デザイン・バイ・カモホアリイ」というブランドで、ハワイアンの伝統的なデザインをもとに様々な衣服を作り出している。
カパと呼ばれる樹皮布に用いられている特徴的なデザインが印象的だ。
クム・フラでもあり、カパの製作者でもあるカモホアリイさんは、ワイメアの小さなパニオロの町の出身で、ネイティブ・ハワイアンとして先祖から受け継いだ伝統を大切にしてデザインをしてきたという。
「ハワイアンの人々は美しい身体を持っていて、体の曲線や形に沿ってドレスを美しくまとうことができます。私のコレクションはすべてのハワイアンの人々のためのものなので、モデルも18歳から73歳までです。ほとんどのデザイナーが単に服を見せるのに対して、私たちは人々との繋がり、場所との繋がり、数千年もの長い文化の中で育まれたデザインを見せているのです」
カモホアリイさんは来年行われるニューヨーク・ファッションウィークにもすでに招待されている。
「デザイン・バイ・カモホアリイ」についてはこちらから。
写真:Shutterstock
(日刊サン 2021.09.10)
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