マウイ郡のマイク・ビクトリーノ郡長は8日、ワイルクのJ・ウォルター・キャメロン・センター駐車場でホームレスが車に泊まることを許可する法案に署名したとハワイ・ニュース・ナウが伝えている。
この法案は、ホームレスを支援するパイロットプログラムの一環として、来月から実施される。当局は、「滞りなく行えると予想しているが、駐車場がホームレスのキャンプ場と化すことを防ぐ措置を講じる必要がある」としている。
法案を提出したマウイ郡議会のケリー・キング議員は、「州法は公共の敷地内での車中泊は禁じているが、各敷地で独自の規則を設けることは許可している」とした上で、「今回のプログラムは、基本的に宿泊のみを意図したもので、バーベキューやパーティーを行う場所を提供するものではない。生活費を住居に回す余裕がない人々の支援が目的だ」と述べた。
マウイ郡で現在確認されているホームレスは741人で、2020年の789人からわずかに減少している。このプログラムでは、簡易トイレの設置やセキュリティの完備に、最高20万ドルの郡予算が投じられる予定。
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写真:Shutterstock.com
(日刊サン 2022.9.9)