リリウオカラニ女王の直筆ノート、オンライン上で一般公開 生誕183年
ハワイ王国最後の君主だったリリウオカラニ女王の生誕183年を記念し、ハワイ州立公文書・古文書保管所が、デジタル化された女王の個人的なノートをオンライン上で一般公開したことをKHON2が報じている。
ハワイ州のアーキビスト(古文書・公文書保管専門家)、アダム・ジャンセン博士は、公開された女王のノートについて次のように説明している。
「女王の『ノート』は、主権者としての女王の記録と対照的な人間としての女王の記録だ。 ノートの中には、女王の姪のカイウラニへの手紙や、会計士への手紙、新聞の切り抜きなどが含まれている。2万4,000ページを超える膨大な量で、貴重な記録文書でもあることから、複製の完全なデジタル化と保管が必要だった」
1893年、リリウオカラニ女王はアメリカ政府による王政廃止と臨時政府樹立のため退位を余儀なくされた。女王は1917年に逝去したが、彼女の希望により、死の数か月前には女王の私物がハワイの公文書館に資料として納められていた。
公開されたノートや更なる詳細については、下記のリンクへアクセスを。
リリウオカラニ女王のノート:https://digitalarchives.hawaii.gov/browse/parent/ark:70111/1Gs7
詳細:https://www.hawaiiponoi.info
写真:Theodore Trimmer _ Shutterstock
(日刊サン 2021.09.09)
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