ハワイ州保健局(DOH)は6日(水)、さらに6人の新型コロナによる死亡者を報告した。これにより、パンデミック開始以来、新型コロナに関連する死者数は2001人となったとホノルル・スター・アドバタイザーが伝えている。
州内の新型コロナに関連する死亡者のほとんどは60歳以上の高齢者だが、すべての年齢層で確認されており、少なくとも7人の子どもも含まれている。DOHの死亡率ダッシュボードによると、今週報告された死亡者のうち1人は小児死亡で、オアフ島で入院していた男性だった。
一方、DOHが公開している指標によると、7日間の1日平均感染者数は129人で、前週の170人から減少しており、州全体の平均陽性率も前週の約15%から12%に低下した。
また、マウイ郡の平均陽性率は前週の16.3%から9.7%に低下し、減少傾向を示している。DOHは、山火事に見舞われた同郡の平均陽性率が8月23日(水)の週に19.5%に急上昇したことに懸念を表明していた。
DOHによると、州内で流通しているオミクロンの亜型の大部分はXBB亜型が混在しており、XBB.2.3が約22%、XBB.1.16が約22%、その他にEG.5.1系統を含む亜型が混在しているという。
なお、5日(火)に発表された変異報告によると、ソーシャルメディアで「ピロラ(Pirola)」の名で呼ばれている高度に変異した変異型BA.2.86は、ハワイではゲノム配列決定によってまだ検出されていない。
最新のオミクロン変異体を標的とした新型コロナワクチンの更新は、9月中旬に一般に提供される予定となっている。
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写真:Shutterstock.com
(日刊サン 2023.9.7)