ケアアウ・ビーチパークの不法投棄 糞尿も
ケアアウ・ビーチパーク内に不法に捨てられるゴミ問題は過去数年にわたっているが、最近ではテントに住むホームレスの人々が糞尿を投棄し始め、近隣住民に大きな迷惑となっているとハワイ・ニュース・ナウが伝えている。
公園の向かいに住むカレイ・サルセドさんは「いい加減にしてもらいたい」と不満をつのらせている。
サルセドさんはホノルル市の様々な部署に4カ月間にわたり連絡をとり、先週やっと糞尿が除去されたという。
「この公園の問題はずっと無視され続けてきました。何年も放置するなんて許されることではありません」
ホノルル市はこの周辺の清掃除去作業を何度となく行っているのだが、今回の糞尿投棄について「決して認められない」と述べている。
ホノルル市公園およびレクリエーション局の報道官であるネイト・セロタ氏は「この種の不法投棄は許されるものではありません。先週のケアアウ・ビーチパークの状態は本当にひどいものでした。地域コミュニティーの皆さんには我々の目となり耳となり、もしこのようなことを見つけた場合には通報をしていただきたいと思います」と述べている。
2年前にホノルル市はケアアウ・ビーチパークに不法に投棄された車両40台、ボート2隻、大量のタイヤを一掃したが、その後も不法投棄は止んでいない。
草や灌木に囲まれているために人目につかないのが投棄が止まない理由だということで、ホノルル市は公園の駐車場の舗装工事と木々の伐採を計画しており、同時に公園内の灌漑および排水システムの工事も行うことにした。
工事は今月終わりに開始されることになっており、12月まで公園とキャンプ場が閉鎖される予定だ。
写真:Shutterstock
(日刊サン 2021.09.07)
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