電話番号アプリの「Burner」が発表した調査では、「ゾンビ・デーティング」と呼ばれる新しい交際トレンドが起きていることを示しているという。
KOHN2が伝えるところによると、初デートであれ長期にわたる間柄であれ、デジタル上の連絡が途絶えて自然消滅した、いわゆる「デジタル・デッド」状態の恋人のことを「ゴースト」と呼ぶが、そのゴーストが何かしらのきっかで蘇り、関係が復活することが増えているという。
Burnerは、「ゾンビ・デーティングとは、誰かがデジタル・デッドから蘇ることだ。ゾンビには実際に元恋人だった人と、カジュアルな間柄だった人の2パターンある。ゾンビになった元恋人とは、地中深く埋めてしまった昔のパートナーのことだ」と説明している。
シンガーソングライターでソーシャルメディアのインフルエンサーでもあるマリアル・ダーリング氏によると、パンデミック中、デジタル・デッドからの生還はより広まったという。うつ病と孤独感が、過去の人間関係を見直したいという欲求を駆り立てたようだ。
デジタル・デッド状態の元恋人が蘇る「ゾンビ化」は、ソーシャルメディアの投稿への一見何気ない「いいね!」から始まるという。
ゾンビと付き合うかどうかの指針は、「その関係から何を得るか?」だ。正直になって、この関係が本当に自分にとって有益かどうかを見極める必要がある。そして次に、「そもそもなぜ私をゴーストにしたのか、相手は説明する気があるのか?」という点も重要だ。
ダーリング氏は、もし彼らが単に退屈だからという理由で再び現れるのであれば、その会話を削除し、もっとあなたに興味のある他の人に移るのが賢明だと述べている。
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写真:Shutterstock.com
(日刊サン 2023.9.5)