ハワイ州保健局疫病学者で、新型コロナウィルス対策で接触者追跡チームの前責任者であったサラ・パーク博士は9月4日より有給休職に入ったとKHONが伝えている。

保健局はパーク博士が仕事に戻るかどうかを明確にしなかったが、州上院議長のスコット・サイキ氏は、新型コロナウィルスの感染拡大と戦うために新しい指導体制を確立する良い機会だとしている。

9月15日をもって退職することになっている保健局長のブルース・アンダーソン氏と共に、サラ・パーク博士はハワイ州におけるコロナ対策の責任者であったが、感染接触者の追跡プログラムが十分に機能しなかったことの責任を追及されていた。

プログラムの指揮は7月にパーク博士から新任のエミリー・ロバーソン博士に替わったが、コロナ対策に関する指揮系統が整っていないために自分の任務を遂行することができないという理由でロバーソン博士が休職を願い出るという事態になっている。

感染拡大以来、ハワイ州の税務局長、人事局長、労働局長がすでに辞職しており、保健局長と公衆衛生局長も今月辞任が決まっている。

市議会議員であるマット・カネアリ・クラインフェルダー氏は「人々が死んでいて、ビジネスも瀕死の状態である今、州の局長たちがリアイアしていくのは心配の元だ」と述べている。

当面の間、保健局副局長のダネット・ウォング・トミヤス氏が代行する。