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保健局新担当者が休職

保健局新担当者が休職

ハワイ州の新型コロナウィルス対策のまずさが再び浮き彫りになっており、その原因は指示系統の混乱だという。

保健局では新型コロナの濃厚接触者を追跡する人員が足らないために十分な追跡ができなかったことを批判されており、保健局長ブルース・アンダーソン氏は今月辞任すると発表されたばかりだ。

問題となった濃厚接触者追跡チームを監督する立場であったハワイ州疫病学者サラ・パーク博士はその地位を降り、後任のエミリー・ロバーソン博士が新しいポジションに着いたのは716日だが、すでに無期限の休職を願い出ているとホノルル・スター・アドバタイザーが伝えている。

その理由として、指揮系統の問題を挙げており、保健局内の迷走が窺われる。

保健局の報道担当者であるジャニス・オオクボ氏は92日のメールで、ロバーソン博士の休職の期間、副保健局長であるダネット・ウォング・トミヤス氏が兼任すると述べた。

ロバーソン博士はこの件についてコメントしなかったが、関係者に送ったメールの中で、ハワイ州はいまだ有効な接触者追跡プログラムを打ち立てることに苦慮していることと、コロナ感染追跡についていったい誰の権限で、誰の指示に従ったらいいのか、明らかに指示系統の混乱があると述べている。

「私が仕事を効率的に行なう前に、指導部がこの問題を解決すべきだ。私はコロナ感染に対して誤った対応をすることを防ぐために休職としたい。ハワイ州でのコロナ感染接触追跡について命令系統がトップによって明らかにされるまでは、私が仕事に戻ることはない」

前任者であるサラ・パーク博士については、辞任する保健局長ブルース・アンダーソン氏と共に対応のまずさから解雇を求める声が上がっていたが、まだハワイ州疫病学者の地位についている。

今回の件で、さらにパーク博士に対する批判が高まりそうだ。

新任のロバーソン博士は外部から招かれた人物で、保健局に新しい風を送り込む人物として非常に期待されていた。

(日刊サン 2020.9.3)

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