カウアイ島ユーティリティ協同組合(KIUC)は、8月31日(木)、国立気象局がレッドフラグ警報を解除したことを受け、影響を受けたメンバーに電力の回復を発表したとホノルル・スター・アドバタイザーが報じている。
国立気象局は、8月30日(水)の午後4時ごろ、ハワイ諸島のリーワード(風下側)にレッドフラグ警報を発令した。これは、時速40〜50マイルの突風が吹き、相対湿度が低く、乾燥しているために山火事などの発生が予想されたためである。
メンバーによって所有される非営利組織として運営されているKIUCは、このレッドフラグ警報を受け、8月30日(水)午後6時過ぎ、コケエに供給している電気ラインの通電を停止し、コケエとマカハ・リッジ地区の約100人のメンバーに影響が出ることを発表した。
KIUCはまた、マハウレプ地区に供給している電線の通電を停止した。この地域のメンバーはごく少数なため、停電に関して直接連絡を行ったという。KIUCは、「レッドフラグ警報が解除され、KIUC職員が安全な再通電が可能か検査するまで、この地域への電力は復旧されない」と発表していた。
8月31日(木)午後、コケエとマハウレプの電線を点検した後、電力が回復した。また、ポートアレンからマナまでの電気回路も標準設定に戻された。
シェアする
写真:Shutterstock.com
(日刊サン 2023.9.1)