元HPD(ホノルル警察署)警官のジャスティン・カストロ氏が、部下の女性警官との不倫関係後、不当に解雇された件でHPDを提訴したとハワイニュースナウが報じている。
HPDは「カストロ氏が部下だった女性に不倫関係を継続するよう強要したため解雇した」としているが、カストロ氏は「女性警官との関係を終わらせようとした際、女性が報復としてHPDに嘘の報告をし、解雇に至らせた」と主張している。
カストロ氏によると、女性警官は同氏の妻に、テキストメッセージで不倫関係を示す画像や動画を送り始めた。同氏は女性警官に対する接近禁止命令を要求する書類を提出したが、当局に「無視された」という。また、女性警官からの脅迫行為と家族への迷惑行為について訴えを起こした際、「自身が調査対象となった上に逮捕された」と主張している。
カストロ氏の弁護士によると、不倫関係が解消された後、女性警官はカストロ氏の自宅からわずか数戸離れた場所に家を購入した。また、一連の出来事によりカストロ氏は、HPD 解雇後に就いていた空港のTSAの仕事も解雇された。
HPDによると、長期にわたる内部調査を実施し、その結果、カストロ氏の解雇手続きが行われた。同氏は懲戒免職される直前に自主退職したものの、HPD側とカストロ氏側の弁護士双方は、同氏は実質的に「解雇された」ことに同意している。
HPDが州議会に提出した年次報告書には、「カストロ氏が部下の女性警官に不倫関係を強要した上、関係を継続しなければ解雇の可能性があることを示唆した」と記されている。
カストロ氏は訴訟で、公判で立証されうる不特定の損害賠償を求めている。
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写真:Shutterstock.com
(日刊サン 2022.9.1)