強盗事件を報道していたシカゴのテレビ報道クルーが、スキーマスクをかぶった3人の武装した男たちに銃を突きつけられ、自分たちも強盗に遭うという事件が発生したとAP通信が伝えている。
28日(月)午前5時前、スペイン語放送局ユニビジョン・シカゴのレポーターとカメラマンがシカゴのウェスト・タウン地区で撮影中、銃器を振りかざしたマスクの男3人組に襲われ、テレビカメラなどを奪われた。
ユニビジョン・シカゴのニュース担当副社長ルイス・ゴディネス氏は、シカゴ・トリビューン紙に対し、「彼らは銃を持って近づかれ、強盗に遭った。主に私物とカメラ1台が奪われた」と語った。
ゴディネス氏によると、報道クルーは朝のニュースで放送される予定だったウェスト・タウン・コミュニティでの強盗事件についての話を撮影していたとのこと。撮影された映像は盗まれたカメラの中にあり、放送されることはなかった。
シカゴ警察は被害者を28歳と42歳の男と特定。警察によると、3人組がグレーのセダンと黒のSUVでやってきたとき、報道クルーの2人は外にいたという。武装強盗団は物品を奪った後、車で逃走した。
警察によると、負傷者はなく身柄を拘束された人もいないとのことだ。
今回の事件は、8日(火)にWLS-TVのカメラマンがシカゴのウェスト・サイドで平日午後の記者会見の取材準備中に強盗に襲われ暴行を受けた件に続き、シカゴの報道クルーが巻き込まれた今月2件目の強盗事件である。
シェアする
写真:Shutterstock
(日刊サン 2023.8.30)