アメリカ国立気象局(NWS)は、30日(水)午後から31日(木)午後まで、ハワイ諸島のリーワード(風下側)に火災注意報を発令しているとホノルル・スター・アドバタイザーが報じている。
気象局によると、この期間中、風速15〜30マイル(約24〜48キロ)、突風40〜45マイル(約64〜72キロ)、最も強い突風は地形の下方に吹くと予想されている。
この突風は、乾燥した草木などや湿度の低下と相まって、火災の危険性を高める気象条件を作り出す可能性がある。予報によると、30日(水)の最低湿度は45%から50%、31日(木)さらに下がり35%から45%になると予想されている。該当期間中は屋外での焚き火をしないよう呼びかけられている。
NWSによると、火災注意報は、深刻な火災気象状況の発生が予報されていることを意味し、一般市民はその後の予報とレッドフラグ警報の可能性に注意する必要がある。
米国干ばつモニターが24日(木)に発表したデータを見ると、ハワイ全土は現在、異常乾燥、または中程度から深刻な干ばつに分類されている。リーワードのほとんどは中程度から深刻な干ばつの範囲にある。なお、西マウイ全域が深刻な干ばつ状態となっている。
さらにNWSは、31日(木)までの満潮時に沿岸で小規模な洪水が発生することを警告している。沿岸の低い道路、波止場、ボート乗り場、マリーナの駐車場、普段は水気のない砂浜、その他の州全域の沿岸のインフラは、特に31日(木)までの満潮時(オアフ島周辺の各海岸では通常午後2時から3時30分頃)に軽度の洪水に見舞われる可能性がある。
一般市民は、冠水した道路を車で通らないようにし、電子機器や車、その他の貴重品を高台に移動させ、係船索がきつくなりすぎないようにボートを監視する必要がある。また、カヌーやその他の水上バイクは砂浜に保管するよう呼びかけられている。
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