24日(水)、ブルガリアの首都ソフィア西部の空港へ到着した小さな飛行機の操縦桿を握っていたのは、17歳のマック・ラザフォードさんだ。
5カ月前に飛び立って単独で世界1周飛行を行い、史上最少年での達成となったとフォックス・ニュースが伝えている。
最年少の単独世界1周と最年少の超軽量機による世界1周の2つがギネス記録に認定されたという。
マックさんは、「これが刺激になって、若者が自分の夢を追いかけるようになればいいと思います。ただ夢を追いかける。何歳であろうと、目標達成のために頑張り、前に進んでいくのです」とコメントしている。
マックさんの前の超軽量機のギネス記録保持者は姉のザラさんで、19歳で世界1周飛行を達成している。
これまでの最年少記録は、英国のトラビス・ルドローさんの18歳だった。
「シャーク」という超軽量機の巡航速度は時速300kmに達する。通常は2人乗りだが、長旅のために2人目の座席を追加燃料タンクに交換するなどの改造を施したという。
今回のマックさんの旅は3月23日から始まり、5大陸、52カ国を周った。
計画では3カ月で世界1周するはずだったが、気象の関係で飛行許可が下りないことが数回あったために5カ月になったという。
マックさんは航空一家に生まれ、15歳の時に世界最年少で操縦免許を取得している。
「これからしなければいけないのは、学校に戻り、できるだけ勉強の遅れを取り戻すことです」
写真: Shutterstock.com
(日刊サン 2022.8.25)
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