観光客を追い出してビーチで日光浴をする牛
地中海に浮かぶコルシカ島は青い海に囲まれた美しいリゾート地として有名な場所で毎年夏には多くの観光客がビーチを訪れるが、最近、一時的にビーチが閉鎖されてしまったという。
コルシカ島には15,000頭ほどの野生の牛が生息しており、島内を自由に歩き回っているのだが、一部の牛たちがビーチを占拠して、ビーチにやってくる観光客に対して暴れたからだ。
コロナによるロックダウン規制で昨年からビーチを独り占めしてきた牛たちは、観光客が再びビーチに押し寄せてくることを好まなかったようだ。
地元自治体では対策として、一時的にビーチを閉鎖することにしたとフォックス・ニュースが伝えている。
コルシカ島は牛が歩き回る長閑な島として観光客には人気があり、多くの牛の写真がソーシャルメディアに投稿されているが、野生動物である牛は可愛いだけではない。
牛の群れが通りを歩く観光客を追い回したりすることもあるという。
最近ではビーチで1人の男性は牛に体当たりされて首を負傷したり、牛と共にセルフ写真を撮ろうとした近づいた女性は、牛に突き飛ばされて顔に傷を負っている。
地元警察は、のんびりしているように見えるが牛は野生動物で、近づきすぎると危険だということを観光客に理解してもらいたいと話している。
写真 : Shutterstock.com
(日刊サン 2021.08.24)
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