ハワイの多くの公立学校では8月24日からオンライン授業がフルに再開されるが、州当局はオンライン授業に参加するための機材が必要な生徒全員に行き渡っていないと認めているとハワイ・ニュース・ナウが伝えている。

ハワイ州教育省によると、ラップトップPCやその他の電子機器が不足しているという。

今後少なくとも3週間は続くであろうと思われるオンライン授業に参加するためには教師と生徒を結ぶ機器とネット環境が不可欠だが、電子機器が無かったり、インターネットアクセスがない生徒がいるという。

この状況はハワイだけでなく本土でも同様で、ロスアンジェルスやヒューストンなど国内最大規模の学校区ではラップトップPCの注文待ちの状態だ。

ハワイでも3度目の注文として1万3,000台の電子機器を注文しているが、届くのは10月になる予定で、2度目の注文の機器もまだ到着していない。

州当局によると、オンライン授業に参加するための電子機器があるかどうか、インターネット環境があるかどうかを生徒に確認し始めたのが先週で、どれだけの生徒が電子機器を必要としているのか、ネット環境がないのか最終的な数字がまだ不明な状態だ。

8月24日からはオンライン授業のためのネットアクセスがない生徒のために、個別授業を対面で行なわれることになっているが、学校側の判断に任せているため実際にどれだけの学校でどれだけの生徒が参加するかは不明だという。