もし子供がコロナに感染したら
新学期が始まり子供たちは学校に通い始めているが、ワクチン接種を受けられない幼い子供たちが新型コロナウィルスに感染する可能性が今後拡大するかもしれない。
米国疫病対策予防センター(CDC)のガイドラインによると、もし子供が学校で感染者と接触した場合には、在宅待機をするように学校から通知が来て、検査を受けてもし陽性反応がでたら自己隔離をするように求められるとKHONが伝えている。
コロンバス公共衛生局長であるミシェイカ・ロバーツ博士は「幼い子供たちにとって在宅待機や自己隔離は非常に難しいことかもしれませんが、感染した子供たちが家にこもっていれば、その分、感染拡大が押さえられるのです」と述べている。
「感染した子供と暮らしている大人は、その子供と接触するときにはマスクを着用すべきです。そして、その子供と接触する人数をできるだけ少なくしてください。できれば感染した子供は自分の部屋にいてもらえるとベストです」
具合の悪い人がバスルームを使用した後には必ず清掃して、できるだけ食事も別々に取ることが望ましいという。
感染力が非常に強いとされているデルタ変異株が拡大して、アメリカの子供たちも病院に入院するケースが増えている。
現在ワクチンは12歳未満の子供には使用を許可されていない。
コロナ感染による子供の入院は大人に比べると非常に低く、0歳児から17歳の子供では10万人に対して0.41人となっている。
もし子供の具合が悪かったり、コロナの症状がある場合には、学校や保育施設に連絡をして必ず自宅で待機させるようにとCDCは推奨している。
○ CDCによる自宅待機のガイドラインは次のとおり。
- コロナに感染した人と接触したら、14日間は自宅待機する
- 100.4度以上の熱、咳、息苦しさなどコロナの症状が出るか注意
- できるだけ家族、特に高齢者などの高リスクの家族との接触を避ける
○CDCによる自己隔離のガイドラインは次のとおり。
● 症状を監視する。呼吸困難などの緊急のサインが出た場合にはすぐに医療機関で治療を受ける
● 他の家族から離れ、別の部屋で生活する
● できれば別のバスルームを利用する
● 他の家族やペットとの接触を避ける
● タオルや食器などを他の家族と共有しない
● 家庭内でも家族と接触するときにはマスクを着用する
写真:Shutterstock.com
(日刊サン 2021.08.23)
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