【世界のこぼれ話】絶滅危惧種レッサーパンダが動物園から逃走 オーストラリア
オーストラリアのアデレード動物園では、レッサーパンダのミシュリーを妊娠させようと繁殖計画を立て、ラヴィ(オス7歳)を別の動物園から迎え入れた。
ところが、到着から2日後にラヴィが動物園からいなくなってしまったとフォックス・ニュースが伝えている。
捜索の結果、ラヴィは、動物園近くのイチジクの木に座っているところを発見されたという。
飼育員が木から降ろそうと、好物の笹やとうもろこしで誘ったが、ラヴィは見向きもしなかったため、最終手段として麻酔注射を打ち込んで眠らせ、確保した。
薬は15分ほどで効き始め、ラヴィは木の下で待ち構えていた飼育員たちに抱えられて動物園に戻ったという。
その後数日、動物病院で様子が観察されたが、今ではすっかり元気になった。
しかし、どうやって動物園から逃走したのかはわかっていない。
レッサーパンダは、絶滅危惧種に指定されており、もし見つからなかったら大問題となっていただろう。
現在、野生のレッサーパンダの個体数は、1万匹を割り込んでいると見られている。
写真: Shutterstock.com
(日刊サン 2022.8.18)
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