大規模な火災が起こったマウイ島ラハイナでは、救助活動を優先するために通行止めとなっていたが、被災地により多くの援助を届けるため、14日(火)夕方よりラハイナ・バイパスの封鎖が段階的に解除されているとハワイ・ニュース・ナウが報じている。
ジョシュ・グリーン州知事は、ラハイナ・バイパスは14日(火)午後6時から、西マウイの住民、ファーストレスポンダー、従業員のために開放されると発表した。以降、同バイパスでは、毎日午前6時から午後10時まで、すべてのドライバーが通行できるようになる。
なお、午後10時から午前6時までの深夜の通行は、この地域に住んでいる人、働いている人、ボランティアをしている人に限定される。
主要道路は開通するが、ラハイナ歴史地区は立ち入り禁止で、一般人の立ち入りは制限されると知事は強調した。また、州当局は、必要な場合にのみ西マウイにアクセスするよう呼びかけている。
一方、マウイ郡は、遺体収容犬を連れた復旧チームがラハイナで最も被害の大きかった地域の約32%を捜索したと発表。マウイ警察によると、火災被害で死亡が確認された4人の身元が正式に確認された。氏名は遺族への連絡を待って公表されることとなる。また、死亡した13人のDNAプロファイルが入手された。なお、数百人が依然として行方不明となっている。
マウイ島の災害に関する最新情報は以下のとおり。
•ラハイナの山火事は依然として活発であり、鎮火率は85%である。
•マウイ島の被災者はこれ以上衣類の寄付を必要としていない。現在必要な物資はこちら。https://nikkansan.net/news/hawaiinews-081523-2
•連邦緊急事態管理庁(FEMA)は現金やその他の援助を被災者に提供している。避難者はオンライン、電話、アプリ、または避難所で直接支援を申請することができる。https://nikkansan.net/news/hawaiinews-081523-1/
•ラハイナタウンへのアクセスは閉鎖されたままだが、住民は他の地域にアクセスできる。
•ラハイナとアッパークラの住民には引き続き「安全でない水に関する勧告」が発令されており、水道水を飲まないよう警告されている。当局は、沸騰させた水でも必ずしも安全ではないとしている。
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写真:Shutterstock.com
(日刊サン 2023.8.16)