チャイナタウンでボランティア清掃活動
8月14日(土曜日)にチャイナタウンで行われた清掃活動にはおよそ250人のボランティアが集まり、ゴミ拾いや建物のペンキ塗りを行ったとホノルル・スター・アドバタイザーが伝えている。
様々な団体から大人や子供が集まって手袋をはめ、ニミッツ・ハイウェイ、サウス・ベレタニア・ストリート、リバー・ストリート、ヌウアヌ・アベニューに囲まれたチャイナタウン周辺の路上からゴミを拾ったという。
この清掃活動はハワイ中国商工会議所が主催し、ホノルル日本商工会議所やハワイアン・エレクトリック、ホノルル市、水道局、ホノルル警察、その他の団体からも多くの人々が協力した。
ゴミ拾いだけでなく、電柱や、消火栓、郵便箱など落書きでいっぱいだった場所をペンキで塗る作業も行われた。
ハワイ・シアター・センターからは20人ほどのボランティアが参加して、ヌウアヌ・アベニューの建物にペンキを塗ったという。
社長兼CEOであるグレゴリー・ダン氏は、「我々はこの周辺の外観を良くしようとしています。チャイナタウン周辺がより親しみやすくなり、楽しめる場所になれば、もっと多くの地元の皆さんに来てもらえるようになるでしょう。皆さんにこのあたりを歩いて楽しんでもらいたいというのが我々の目標です」と述べている。
ホノルル市長であるリック・ブランジャルディ氏も参加したボランティアの1人だ。
市長は「チャイナタウンをなんとかしようとずっと言われてきましたが、今まで何も変わってきませんでした。でも私たちはやると約束したのです。これからチャイナタウンは変わります」と述べている。
「ホノルル市ではホームレスの人々に関する苦情に警察が対応するのではなく、メンタル・ヘルスや医療のスペシャリストが対応するように新しいプログラムを開始しようとしています。ホノルル警察は犯罪抑止のためにチャイナタウンを24時間体制で徒歩によるパトロールを始めました」
今回の清掃活動を主催したハワイ中国商工会議所のラッセル・ラオ氏は「今回のコミュニティ主導の清掃活動のようなイベントがもっと行われるようになれば、チャイナタウンも活性化して、観光客が訪れるような観光地になるかもしれない」と期待を寄せている。
写真:Shutterstock.com
(日刊サン 2021.08.16)
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