州選挙資金委員会は現在、ダニエル・K・イノウエ空港で行われていたコロナ検査の二次下請け企業が当時の市長カーク・コールドウェル氏の選挙陣営に10,000ドルの政治献金をしたことについて調査を行なっている、とホノルル・スター・アドバタイザーが伝えている。
コールドウェル前市長は任期満了の後、今年3月に知事選に出馬したが、5月に取りやめている。
パンデミックの始まった2020年、ホノルル市は1,950万ドルをかけ、ホノルル空港にコロナ検査会場を設立した。
請負ったのは、非営利団体「ナショナル・キドニー・ファンデーション・オブ・ハワイ」だが、2021年1月に設立されたばかりの「キャプチャー・ダイアグノスティクス」社も作業の一部を請け負っている。
同社のウェスリー・ヨナミネ氏は、2021年11月9日にコールドウェル氏に4,000ドルの政治献金をしており、同じ日、同社社員ジョーダン・クロカワ氏も6,000ドルの献金を行っている。
クロカワ氏は、当時のコールドウェル政権の主要メンバーだったギャリー・クロカワ氏の息子でもある。
同社のCEO、ジョン・ドラツィオ氏(フロリダ州ネイプルズ在住)も同日、同様に4,000ドルの政治献金を行なっている。
州倫理委員会は、ツイッターのアカウントで、「州選挙資金委員会は、2021年11月にコールドウェル氏の選挙キャンペーンに10,000ドルを献金した従業員に対し、会社側は払い戻しをしたかどうかを調査している。選挙資金の専門家は、この容疑を深刻なものと見ている。公衆衛生上の危機を利用して選挙資金を得るのは悪質だ」とコメントしている。
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写真:Shutterstock.com
(日刊サン 2022.8.15)