ハワイ島で起こっている大規模山林火災についてホノルル・スター・アドバタイザーが伝えている。
住宅地から離れているため、一般市民への被害の恐れはないものの、非常に乾燥していることと、おりからの強い風で、困難な消化活動が続いているという。
火災の場所は、マウナロア火山とマウナケア火山の間で、ワイコロアの町から少し登った周辺で、陸軍のポハクロア訓練地帯の西側で発生したと見られている。
州当局によると、実際の火事の発生は数週間前で、以来ずっと燻っていたが、今週に入って強い風が吹いたために広がったようだ。
現在、風速30マイルの強風が吹き荒れており、15平方マイルほどの土地が焼けている。
現在、火災にあっているのは州所有の山林で、ハイウェイ190号から1マイルほど離れている。
ハイウェイ190号の反対側にはワイコロア・ビレッジがあり、およそ7,000人が住んでおり、ハイウェイを越える前になんとか鎮火しようと、懸命の努力が続けられている。
ワイコロア・ビレッジで働いているリンダ・ハントさんは、農場からすでに炎が見えているという。
「ここは10〜15マイル離れていて、風はこちらと反対方向に吹いているようです。風向きが変わらない限り、大丈夫だと思います」
消防隊は、ブルドーザーを使用して炎の広がりを防いでおり、空からはヘリコプター数機が水の投下を続けている。
11日(木)に、州国土自然資源局が火災の様子をビデオで公開した。
火災の原因については調査中だという。
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写真:Shutterstock.com
(日刊サン 2022.8.12)