米疾病予防管理センター(CDC)が発表した新型コロナ対策ガイダンスがこれまでの中で最も制限の少ないものであったことを踏まえ、州衛生局も同様の措置を取ったとKHON2が伝えている。
州衛生局の疫病担当のサラ・ケンブル氏は、感染予防対策として他者から6フィート離れるというソーシャルディスタンス規制を削除したと述べた。
「感染リスク低減のため、6フィート規制だけなく、何層もの対策がとられてきたが、一部の状況では、感染から身を守るのに最も現実的な方法ではなくなったということだ」
コロナ陽性者と濃厚接触があった場合、症状の有無にかかわらず5日間の自己隔離が求められていたが、これも撤廃されることになる。
ケンブル氏は、「自己隔離の緩和措置については今すぐにでも適用したいと考えているが、今回の緩和された新しいガイダンスの全てをウェブサイトに公開するまで、また学校に関しては、少し時間がかかると思う」と述べているが、規制が徐々に緩和されていく中で、一般の人々がこの変化に適応するのにもまだ時間がかかるかもしれないという。
ハワイ小売業協会のティーナ・ヤマキ氏によると、多くの店舗では、顧客と従業員の間にまだプラスティック製の衝立を使用しており、マスクも着用しているという。
一方、運転免許証センターなど市役所の窓口業務では、予約が必要な状況が続いている。
ホノルル市カスタマーサービス局のキム・ハシロ氏は、「市役所の分署(サテライトホール)と運転免許センターは、市が決めたガイドラインに基づいて運営されています。この3月からは、社会的距離に重きを置いていませんが、今後もしばらくの間は予約制を続けます。このシステムを導入したことで、現場の職員を減らすことが可能となり、人々の流れをコントロールすることもでき、市民の皆様へのより良いサービス提供にもつながっています」と述べている。
衛生局では、マスク着用は感染防止のための有効な手段だとしており、具合が悪いと感じたときや、検査で陽性となった場合には、自宅待機するよう求めている。
新しいガイダンスの詳細はこちらから。
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写真:Shutterstock.com
(日刊サン 2022.8.12)