クマに会ったら友達突き出す?

新型コロナウィルス感染がまだおさまってはいないものの、アメリカ各地にある国立公園でアウトドアライフを楽しんでいる人々は多い。
ナショナル・パーク・サービスはアメリカの国立公園を管理するお役所だが、面白い投稿をFacebookにしたとフォックスニュースが伝えている。
夏にはクマが食料を探していろいろなところに出没するために、国立公園でクマ
に会った場合のアドバイスだ。
「クマから走って逃げようとしてはダメ。自分が助かるために動きの遅い友達をクマの前に突き出してはダメ。ゆっくりと横に離れることが大切だ」
横に動くことはクマにとって攻撃的なものではなく、クマの様子を見ながら動きつつ何かに足を取られることもないために安全だ。
「もしクマがついてきたら、止まること」
クマは逃げる獲物を追いかける習性がある。
「木に登ろうとしてはダメ」
クマは人間よりも木登りがうまいから意味はない。
有効な手段は「自分が人間であることを認識させること」で、手を振ったり親指を突き出したりしてもクマに対しては何の意味もなく、声を出して何かを話すことだ。
そうするとクマはよく見ようとか匂いを嗅いだりしようと近寄ってきたり、後ろ足で立ったりすることがあるが、それは大丈夫。
後ろ足で立つことは好奇心を示しているもので、攻撃しようという意味ではない。
最後に、「クマのエサとして連れてこられたり、グループのみんなを助けるために犠牲にさせられた友達のみなさんには申し訳ない。きっとお友達が寂しがってますよ」
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(日刊サン 2020.8.12)