カーク・コールドウェル市長は、拡大する新型コロナウィルス感染に対する対応として8月7日、ビーチ、公園、トレイル、その他のレクリエーション施設を9月4日まで閉鎖すると発表したが、その中には市民農園も含まれていた。

以来、市民農園を利用する人々からは多くの要望が市当局に寄せられていたとホノルル・スター・アドバタイザーが伝えている。

市民農園を管理する部署は「現時点では、ホノルル市として公園の閉鎖に例外を認めてはいない。市民農園での活動には市民の健康面での利点もあり、食料の確保や自給自足といった意味合いもあるが、新型コロナウィルス感染の抑止は利用者の希望よりも緊急度が高く、今は人々が集まることを避ける必要がある」と述べている。

「一部の公園の閉鎖を解除すると、ここは良くてあそこはダメという混乱を招くことになる」

ただし、農園が全てダメにならないように、水やりなどのメンテナンス作業を公園職員が代行することが検討されているという。

市民農園を利用しているレオナード・スモサモン氏によると「植物は水をやらなければ死んでしまうし、手入れをしなければ雑草だらけになる。公園職員であれボランティアであれ、水やりと手入れをしてくれることは歓迎だ」