現在ハワイでは新型コロナウィルス感染対策として、州外からのハワイに到着した旅行者に対して14日間の自己検疫を課しているが、その条例は8月31日に期限を迎える。

しかし、現在の新規感染数と入院患者数の増加を見ると、自己検疫のルールは延長され、9月1日から観光が再開される見込みは少ないとKHONが伝えている。

デービッド・イゲ知事はまだ決断を下していないと伝えられているが、現在の状況から旅行者を受け入れることは難しいと言われている。

ハワイに到着する72時間前までに感染テストを受けて陰性が確認されれば自己検疫を免除するというプログラムを検討していたが、現実的に72時間前にテストを受けて結果を入手することが困難だという状況がある。

また、再開すると一時的には感染数の増加が予想されるために、そのための病床を確保できているかという問題があるが、今の状況ではそれも困難だ。

イゲ知事は今週中にも決断を発表すると述べている。

「日本とのトラベルバブルの連携はまだ検討中の段階ではあるが、日本においても現在の新規感染数が増加しており、障害となっていることは同様だ」

良い知らせとしては、14日間の自己検疫ルールを守らない人々を捕まえるためにスマホを使ってのデジタルプログラムのテストが始められている。

スマホの位置情報を通じて、外出していないかどうかを確認できるというものだ。

イゲ知事は「ロックダウンをすることは避けたいが、このままのペースで新規感染数が増加すると、現在10人までとされている集まりももっと少ない人数にするなど、より厳しい規制を発令しなければならないかもしれない」と述べた。