ボストンで開業している内科およびプライマリ・ケア医師が、ハワイ旅行の帰りの飛行機内でわいせつ行為をし、逮捕された。
米国司法省によると、スディプタ・モハンティ医師(33)は2022年5月、ホノルル発ボストン行きの機内で、隣の席に座っていた14歳の女性乗客の目の前で自慰行為をし、露出した疑いで、10日(木)に逮捕および起訴された。
同省によると、モハンティ容疑者は、ハワイアン航空便に女性の同伴者とともに搭乗し、祖父母と一緒に旅行していた14歳の未成年者の隣の席に座っていたという。未成年者はフライトのほぼ中間地点で、同容疑者が毛布で首まで体を覆っているの見ており、その足が上下に跳ね始めたと証言。その後まもなく、彼女は毛布が床に落ちているのを発見し、モハンティ容疑者が自慰行為をしているのが見えたという。
彼女は残りのフライトの間、別の列の空席に移動した。しかし、ボストンに着陸して初めて、この14歳の乗客は事件のことを家族に知らせた。これがきっかけとなり、法執行機関に通報された。
司法省によると、「米国の特別な航空機の管轄区域内にいる間のみだらでわいせつな行為の罪は、最高90日の禁固刑、最高1年の監視付き釈放、最高5000ドルの罰金刑に処される」とのこと。
レヴィ連邦検事代理は、「誰にでも、特に子どもたちには、旅行中に淫らな行為にさらされないという絶対的な権利がある。今回疑われているような違法行為に手を染めた者は、どこでそれが起ころうとも捕まり、責任を問われることになる」と語る。
クリストファー・ディメナ連邦捜査局特別捜査官代理は、モハンティ容疑者の行為は非難されるべきことであるとし、「今日の逮捕は、FBIが航空機内での犯罪を真剣に受け止めていることを明確にするものであり、この事件で疑われているような性的非行から、暴行、乗務員の妨害、窃盗に至るまで、あらゆる犯罪に対処するものである」と語った。
シェアする
写真:Shutterstock.com
(日刊サン 2023.8.11)