【ハワイニュース】家の前の道路、実は私道 20年分の街路灯の電気代18,000ドル
公道だと思っていた道路が実は私道で、街路灯の電気料金の未払い額が18,000ドルになっているという話をハワイ・ニュース・ナウが伝えている。
オアフ島西部マナ・カイ・ビーチ近くにあるハレマルヒア・プレイスは、1990年代に作られた比較的新しい道路だ。
ケアロハ夫妻がこの道沿いの住宅を購入したのは2年前だが、道路部分の土地の所有者にまでなったことを知らなかった。
この通りに住むデービッド・カロナさんが、電灯がつかなくなった自宅前の街路灯の修理をホノルル市に依頼すると、その道は私道のため土地所有者に依頼するように言われた。調べてみたところ、私道の土地所有者はケアロハ夫妻だということが判明した。
ケアロハ夫妻はこの件を深刻に考えなかったが、ハワイアン・エレクトリック社(HECO)から、20年分の街路灯の電気料金18,000ドルの請求書が届いたときにパニックに陥った。
「なぜ私たちが電気代を支払わなければならないのか調べるために、ありとあらゆるところに電話をかけました」
この問題は、10日(水)のホノルル市議会で話し合われた。
出席したHECOのジュディ・ヒラシマ氏は、「我々の目標は、過去20年分の電気料金を徴収することではなく、これから先、誰が支払うのかを明確することだ」と述べている。
市議会では、この道路をホノルル市の所有とし、今後の街路灯の支払いは市が持つという提案が可決されたという。
HECOが20年間の未払い料金があったことに今まで気がつかなかった理由は明らかにされていない。
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写真:Shutterstock.com
(日刊サン 2022.8.11)