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偽造ワクチン接種カードは厳罰

偽造ワクチン接種カードは厳罰

ハワイ州にやってこようとしているがワクチン接種カードを持っていない場合、到着後14日間の自己隔離もしくは出発前にコロナ検査を受けて陰性証明を提出することが義務付けられている。

せっかくハワイに来たのに14日間も部屋に閉じこもっていたくはないが、お金を払って検査を受けるのも嫌だということで、ワクチン接種カードを偽造する旅行者がいるとKHONが伝えている。

ハワイ司法長官事務所によると、ワクチン接種カードの偽造事件が多発しているわけではないが、決められたことを守らずに騙そうという人はいつでもいるものだという。

デービッド・イゲ知事は「実際に偽造されたワクチン接種カードを提出したケースがあり、我々はすでに起訴しました。法律の上限の処罰を望んでいます」と述べている。

「我々はこの件について非常に厳しく対応しています。発見した場合には起訴します」

もし起訴されて有罪となった場合、最高5,000ドルまでの罰金刑もしくは1年未満の禁固刑となる可能性がある。

ホノルル警察によると、ワクチン接種カードの偽造は政府記録の改竄となる場合もあるという。

ハワイ島市長であるミッチ・ロス氏は「新型コロナウィルス感染数が増加している現在の状況の中で、このような不法行為は許されません」と述べている。

「偽造されたワクチン接種カードの使用については、書類の確認作業をもっと徹底する必要があると思います。このような不正行為を許さないよう、警察と検察と協力していきます。特に感染数が増加している今の状況では尚更です」

今年4月にハワイ州司法局は、偽造ワクチンカードや何も記入されていないカードをインターネット上で販売する行為は違法だと警告をしているが、このようなカードを売ることだけでなく買うことも違法だという更なる警告を発している。

ホノルル市長であるリック・ブランジャルディ氏は、「人々がお互いの安全を考える時です。我々行政側が罰則を持って対応にあたるというよりも、人々がどのように行動するかということなのです。コミュニティの人々の健康を守るために我々はみんなが何をすべきかを理解してもらいたいと思います」と述べている。

写真:Shutterstock.com

(日刊サン 2021.08.11)

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