8月10日にハワイ州から委託された事業者が、ノース・ニミッツ・ハイウェイの歩道周辺にある大型電機器具などさまざまな物品を撤去したとホノルル・スター・アドバタイザーが伝えている。

この周辺にはホームレスが10個以上のテントを設置して、キャンプ村のような状況になっていた。

歩道から撤去されたものは、大型冷蔵庫3台、ベッド、パドルボード、洗濯機などニミッツ・ハイウェイのウェストマリン周辺の歩道に置かれていたもので、現場周辺には、ペットマート、シティミル、ジッピーズなどがある。ゴミや布団、テント布やショッピングカートなども一緒に撤去されている。キャンプ村の大半は歩道に設置されているが、一部は個人の所有地である。

州政府でホームレス問題を担当しているスコット・モリシゲ氏は「公道の歩道をブロックして歩行者の安全を妨げており、個人の所有地でテントを設置して生活することは警察とも連携して対応していくが、ホームレスの問題については州担当局と今後も対応する」と述べている。

米国疫病対策予防センター（CDC）では、新型コロナウィルス感染が拡大している中で、ホームレスの移動を推奨していない。

「州政府としては、ホームレスの人々の安全と共に地域の安全を守るために、屋外での検査、一時的な自己検疫などのプログラムを用意しており、シェルターやその他の救済プログラムと共にホームレスの人々にも働きかけをしていく」