サウス・ベレタニアで高齢女性が突き倒される
8月7日(土曜日)午前11時30分ごろ、サウス・ベレタニア・ストリートの歩道を1人の高齢女性が歩いていたところ、道の反対側からやってきた男性にいきなり突き飛ばされるという事件が起こったとハワイ・ニュース・ナウが伝えている。
この事件はウォングズ・ドレーパリーという店の正面で起こっており、その一部始終が防犯カメラに写っている。
青いTシャツにカーキ色の膝丈のパンツをはいた男がすれ違いざまに高齢女性を乱暴に突き飛ばし、女性は歩道から車道へ落ちた拍子に背中を段差の部分にぶつけ、頭を打っている。
男は振り向きもせずに立ち去っていった。
70代から80代と見られる被害女性は道端に座り込んで助けを求めていたところ、ウォングズの店員が彼女に気がついて走り寄って助けている。
助けたローラ・モサカイテさんは「恐ろしいことです。女性は本当に小さな体の人で、私が気がつくまで30分も泣いていたのです」と述べている。
「財布を取ろうとしたわけでもなく、ただ高齢女性を突き飛ばすなんて、ヘイト・クライムです」
ホノルル警察も第2級暴行事件として捜査を始めている。
ビデオには鮮明に突き飛ばした男の顔が写っており、ニュース番組のクライム・ストッパーのコーナーで放映されている。
担当のホノルル警察クリス・キム巡査は「この事件を起こした男性に、メッセージです。自首しなさい。君は必ず捕まる。君の身元は必ずバレる。ハワイの人々はクプナ(高齢者)に対する暴力に怒りを感じている」とテレビで訴えている。
ハワイでは高齢者に対する犯罪は、より厳しい処罰を受けることになっている。
犯罪に関する情報提供はクライム・ストッパー電話番号 (808)955-8300 まで連絡を。(匿名可能)
写真:Shutterstock.com
(日刊サン 2021.08.10)
シェアする