ハワイ州保健局(DOH)は、ベーカリーコーナーにネズミがいるとの苦情を受け、セーフウェイ・ベレタニア店を調査したとホノルル・スター・アドバタイザーが報じている。
セーフウェイ・ベレタニア店では、ペイストリーの陳列ケースにあるドーナツの上を数匹のネズミが走り回っている動画がソーシャルメディアで拡散された。動画は一般の来店客が撮影したもの。この出来事を受け、DOHは、7日(月)、同店に食品安全専門家を派遣した。
DOHによると、セーフウェイのマネージャーはすでにこの苦情を把握しており、害虫駆除の専門家を雇い、ベーカリーのコーナーにネズミがいないことを確認していたという。なお、これらの専門家は6日(日)に2回同店をを訪れていた。
7日(月)に実施されたDOHの検査では、以下のことが判明した。
- ネズミが発見された際にあった全てのベーカリー商品は廃棄された
- ベーカリーケースとその周辺は清掃・消毒されていた
- 検査時、生きたネズミやネズミが侵入した痕跡(糞、齧った跡など)は発見されなかった
- ベーカリーケースの裏側に穴が開いているのが同店によって発見され、恒久的な修理ができるまでスチールウールで一時的にふさがれている
同店では、害虫の専門家がネズミの数を減らすために建物の内部と外周に沿って罠を設置し、事件以来毎日2回ベーカリーをチェックしているという。
DOHは同店に対し、外部から建物に入るパイプの周囲に露出した部分がいくつかあることを指摘した。さらに、店内に通じるすべての開口部を塞ぎ、ネズミ駆除活動を注意深く監視するよう求めている。
14日(月)には、すべての外部開口部が適切に密閉されていることを確認するため、フォローアップ検査が予定されている。なお現在、セーフウェイには緑色のプラカードが発行されており、ベーカリー商品の販売を続けることができる。
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写真:Shutterstock.com
(日刊サン 2023.8.9)