【世界のこぼれ話】「『ジョーズ』の1シーンのよう」8歳少年がサメに襲われ大ケガ バハマ
日本でコモリザメと呼ばれるサメがバハマで8歳の少年を襲った事件をフォックス・ニュースが伝えている。
イギリス人家族が夏休み旅行でバハマを訪れていた最中の出来事だった。
襲われた少年の父親は、映画『ジョーズ』の1シーンのようだったと語っている。
フィンレー・ドーナー君(8)がラグーンに入ってすぐにサメ3匹に両足を噛まれ、大量の血で周囲の水が赤く染まったのを父親が目撃している。
一家がラグーンに到着した時、サメの餌やりが行われていた最中だった。
それを見た子供たちは、人々がサメと一緒に泳いでいると勘違いして水の中に入っていったという。
すぐに助けを求めて叫び声を上げたフィンレー君は、側にいた12歳の姉に腕を掴まれラグーンから引き上げられ、すぐに救急車で病院に搬送されて3時間の大手術を受けた。
現在一家は、英国の自宅に戻っているが、フィンレー君は車椅子を使わなければならなくなったという。
父親のマイケルさんは、「息子は殺されていたかもしれません。本当にジョーズの1シーンのようでした」と述べている。
ツアー主催者によると、一家はツアーに含まれていないラグーンに、ガイドなしで入っていったという。
コモリザメは体長3メートルほどで、海底をゆっくり泳ぎ回り、比較的おとなしいが、挑発すると噛みつくことがあり、強力な顎と小さな鋭い歯が非常に危険だと言われている。
写真: Shutterstock.com
(日刊サン 2022.8.8)
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