ミシシッピ州ベルデンに住む元外科医のフレッド・エベリットさん(68)は、「バンディット」という名前のネコと暮らしている。
バンディットは、9キロ余りの大きな雌ネコだ。
7月25日の深夜午前2時30分頃、キッチンで寝ていたバンディットが「ニャーニャー」と泣き出した声でエベリットさんは目を覚ました。
バンディットは、エベリットさんの寝室へ駆け込んできてベッドの上に飛び乗り、布団を引っ張って腕を引っ掻いた。
いつもと違う様子を不審に思ったエベリットさんが、ガウンを着て階下に行って電気を点けたところ、キッチンの裏扉の外に若い男性が2人立っていた。
1人の手には拳銃が握られており、もう一方は、バールで扉をこじ開けようとしているところだった。
エベレットさんが急いで引き返し、自分の拳銃を取ってキッチンに戻ったときには、2人の男の姿はなかったという。
「バンディットが気がづいて知らせてくれなかったらと考えると恐ろしくなります。ネコが私の命を助けてくれたのです」
4年前に動物愛護センターから引き取られたバンディットは、エベレットさんにその恩返しをしたのかもしれない、とフォックス・ニュースが伝えている。
写真: Tinseltown / Shutterstock.com
(日刊サン 2022.8.4)
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