ホノルル警察(HPD)は、2日(水)までに、409件、599丁の銃器の携帯許可を発行したとホノルル・スター・アドバタイザーが報じている。
市が銃携帯の申請受付を開始して以来、1094件、1500丁の申請が提出されている。HPDのアーサー・“ジョー”・ローガン署長は、複数の人材を記録及び身分証明課に投入し、仕事内容を申請処理のみにシフトしたことで、この2週間だけで175件が処理されたと発表。また、受領した申請は90日間有効だが、今月中に現在のリストを片付けたいと考えているという。
1982年のフランシス・ケアラ前署長時代以来となる警察署長規則第15章の改正が11月に決定した。この改正により、HPDは携帯許可申請を処理できるようになり、12月29日から許可証の発行を開始した。この変更により、HPDはニューヨーク州ライフル・ピストル協会対ブルエン事件の連邦最高裁判決(2022年6月)に準拠することになった。同裁判所は、自宅外での拳銃携帯許可証の所持者を制限するニューヨーク州法を取り下げた。
ホノルルはハワイで最後に武器携帯許可証の発行を開始した郡となったが、その理由は署長の規則を改正する手続きに従わなければならなかったためだ。ローガン署長は、HPDは公共の安全に対する懸念と、住民が公共の場で警察官以外が銃を所持することに慣れていないハワイの文化に対して、銃を携帯する銃所有者の憲法修正第2条の権利のバランスを取るために、忍耐強いアプローチを取ったと述べている。
5月1日(月)から施行された市の新しい条例により、オアフ島全域の13カ所で銃器の持ち込みが禁止されている。市、州、連邦が所有する建物、学校や保育施設、公立公園、病院、アルコールを提供する場所、子どもが頻繁に出入りする場所などである。私企業が銃の持ち込みを許可する場合は、許可する旨の標識を掲示しなければならない。
また、7月1日(土)からは、州法によりビーチ、病院、スタジアム、バー、映画館などでの銃の持ち込みが禁止されている。
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写真:Shutterstock.com
(日刊サン 2023.8.4)