ハワイ島、大規模山火事で避難命令
8月1日(日曜日)午前にハワイ島で発生した山火事は強風に煽られ拡大を続け、午後12時5分にワイコロア・ビレッジ、プウカプのハワイアン民族居住地およびワイキイ牧場に住む人々に対して避難命令が発令されたとKHONが伝えている。
今回の山火事ではすでに4万エーカーの土地が焼けたという。
住民の避難場所としてカイルア・コナにあるオールド・コナ空港のパビリオンとワイメア地区公園が指定され、アメリカ赤十字や自治体の職員が現地で避難民の手助けにあたった。
ワイメア地区公園に避難する住民にはできるだけ自分で食料や飲料水、寝具などを持ってくるように奨励されたが、ペットを連れてくることが可能だ。
その後も山火事は広がり、プウカプのハワイアン民族居住地にある2軒の住宅が火に巻き込まれて全壊したと伝えられている。
ワイメア空港からワイコロア・ロード交差点に向かうハイウェイ190号線とオールド・サドル・ロードは閉鎖された。
付近には煙が充満して視界が悪くなり、息苦しさを訴える人々もいたという。
日曜日は風が強く、消火活動をさらに困難にしていた。
午後7時には避難命令は解除されたが、消火活動は続いており周辺の人々には注意が促されている。
山火事の状態についての最新情報はこちらから。
写真: Shutterstock.com
(日刊サン 2021.08.02)
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