中国東部の杭州にある杭州動物園にいるクマの写真について、きぐるみを着た人間ではないかとインターネット上で話題になっている。
AP通信によると、杭州動物園のとあるマレーグマの写真がソーシャルメディアに出回り、ユーザーたちが冗談を言い始めたことがきっかけだという。同動物園のクマが後ろ足で立っている動画が中国の人気ソーシャルメディア「微博(ウェイボー)」にも出回り始め、クマの後ろ足に毛皮のようなものが付着していることから、クマの「お尻のひだ」が「しわくちゃのレザーパンツ」のように見えると、一部のウェイボーユーザーは指摘した。
あるツイッターユーザーは、他の種類のクマと比べて「ひょろ長くて不気味」であることを指摘した投稿に対し、「動物園に就職してマレーグマになることを想像してみて」とジョークを飛ばした。
杭州動物園は7月31日(月)、同園のマレーグマの「アンジェラ」の立場からソーシャルメディア上で反論コメントを出した。「私が立っているとき、私のことを人間だと思う人もいるようだ。つまり、あなたは私のことをよく知らないのだ」
同園の投稿では、このクマは本物のクマであり、マレーグマは見物人にとって見慣れない小さい種であると説明した。
東南アジア原産のマレーグマは、一般的に最も小さいクマの一種であると考えられている。また、他の種とは異なり、冬眠をせず、一年中食料源で栄養を補給することも特徴のひとつとなっている。
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写真:Shutterstock.com
(日刊サン 2023.8.1)