ハワイでは再び1日の新規感染者数が3桁となり、124件と記録を更新している状況の中、カーク・コールドウェル市長はバーの営業停止3週間を命じたとホノルル・スター・アドバタイザーが伝えている。

7月30日の感染では32人の子供が含まれているため、バー経営者たちからは、感染の急激な増加の責任転嫁を不当に受けているという意見もある。

バー経営者であるトーマス・レイ氏は「多くのバーはきちんと新型コロナウィルス対策ルールを守って営業しているのに、一方的に責められるのは不公平だ。3週間の営業停止は、業界にとって命とりだ」と述べた。

「責任を押し付ける先を見つけるのではなく、解決方法を見つけるべきだ。知事も市長も怖気付いている。我々経営者だけでなく、家族を抱える従業員たちも明日から仕事がなくなるんだ」

コールドウェル市長は会見で「感染件数の急激な増加が起こっている中で人々の安全を考えなければならない」と述べた。

バーの営業的期間はとりあえず3週間とし、その後状況を見て判断される。

レストランもまた、アルコールの提供は午後10時までとなる。

保健省によると、ハワイの新型コロナウィルス感染は、人口の4％にすぎないミクロネシア系住人が全体の25％を占め、次に人口の25％を占める白人系住人が感染の20％、次に人口の16％を占めるフィリピン系住人が19％を占める。