日焼け止めクリームも劣化する
夏真っ盛りという今、アメリカ化粧品大手のニュートロジーナ社とジョンソン&ジョンソングループ傘下のアヴィーノがスプレー式サンスクリーンのリコールが発表されたことは記憶に新しい。
アメリカ食品医薬品局(FDA)では日焼け止めの成分が最低3年間安定していることを義務付けているが、今自分の手元にある日焼け止めがその有効期限間近なのかどうかをどのように判断できるのかについてフォックス・ニュースが伝えている。
まずFDA認可のサンスクリーンについて、有効期限の年月がパッケージに印刷されているはずだ。
ローションのチューブやボトルの上部か底部分に製造年月日とともにEXPの文字とともに書かれているのが有効期限の年月だ。
スプレー式のタイプなら、通常は底部分に印刷されている。
FDA認可が必要ない海外製のサンスクリーンについては、それぞれの製造国の基準に準じているので、有効期限については各自で調べる必要がある。
ただし、有効期限内であれば良いというものでもないようだ。
FDAの報道官が述べている。
「サンスクリーンを良い状態で保存しておくことが重要です。まず、容器を直射日光に当てないこと。外で使用する場合にはタオルなどで容器を包んで、直射日光から保護してください。そして、できるだけ涼しい場所に置いて、長時間暑い場所に放置しないでください」
アナ・グアンチェ医師によると、室内の気温が高い場所でもサンスクリーンの効果に影響が出ると注意している。
「サンスクリーンも劣化します。劣化したサンスクリーンはその効果が弱くなり、紫外線をブロックする力が弱まります。例えば、車の中にずっと置いておいたサンスクリーンは、車内の高い温度によって劣化し効果が弱くなるのです」
写真 : Shutterstock.com
(日刊サン 2021.07.27)
シェアする