アメリカの血管外科医学誌が8月号に「若い血管外科医師の専門外のソーシャルメディアコンテンツの蔓延」というタイトルの研究論文を掲載した。

難しい題名だが内容を簡単に要約すると、若い女性医師たちがカクテルやビールなどを手に持ってビキニ姿でポーズしている写真をインスタグラムなどにアップしているのはプロフェッショナルじゃないし、そんな姿を見たら患者が来なくなるだろうし、そんな医師がいる病院にも患者が来なくなるだろうから、やめたほうがいいという内容だ。

こんな専門的な医学専門誌の論文をどれだけの医師が読んでいるのかわからないが、とにかく大炎上となり、この論文の発表以来、#MedBikini というハッシュタグで、ソーシャルメディアに世界中の女性医師や女性看護師が水着姿の写真をアップし始めたから大変。

「私が水着姿でシャンペンを飲んでいることは、私の患者に対する責任感に影響はない！」

「女性医師が水着を持っているなんてって思う人たちがいるってことが今わかったわ」

「外科医だってビキニを着るのよ」

男性医師が水着姿で「私の水着姿なんて誰も見たくないだろうが、私は同僚である女性医師たちの主張をサポートするし、女性蔑視の研究を支持しない」と投稿し、他の男性医師も女性蔑視だと言い始めた。

そしてとうとう論文を掲載した医学誌は謝罪とともに8月号の回収を発表し、この論文を書いたトーマス・チェン医師はツイッターで謝罪をしたとアメリカ・フォックスニュースが伝えている。