24日(月)の朝、ラニカイにある人気のトレイル「カイヴァリッジ・トレイル」にて、2番目のピルボックスに落ちた女性をホノルル消防署(HFD)の隊員が救助したとホノルル・スター・アドバタイザーが報じている。
HFDは24日(月)午前10時39分、日本から来た40歳の女性が、トレイルにある2つ目のピルボックスの中に落下したとの通報を受けた。ピルボックスとは、もともと観測所として建設された第二次世界大戦時のコンクリート構造物で、約7フィート(約2.1メートル)の高さがある。
通称ラニカイ・ピルボックス・トレイルとも呼ばれるこの場所は、距離は短いが急勾配の岩場を登るもので、2つのピルボックスからウィンドワードの海岸線やラニカイの象徴的な双子島「モクルア」の景色を眺められることで知られ、旅行者も多く訪れる人気のスポットとなっている。
報告によると、女性は家族とハイキング中だったが、ピルボックス内に落下し負傷したため、トレイルを降りることができなかったという。
16人の隊員を乗せた5つのユニットが出動し、最初のユニットは徒歩でトレイルを登った。レスキュー隊が午前11時2分に負傷した女性のもとに到着し、けがの具合を確認、基本的な処置を行った。HFDのエア1ヘリコプターによって近くの着陸地点まで空輸された女性は、午前11時32分に救急医療サービスに搬送された。
なお、残りの家族は消防隊員とともに徒歩で下山した。
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写真:Shutterstock.com
(日刊サン 2023.7.25)