映画「バービー」が大ヒットを記録しているが、実はバービー人形とハワイには昔から縁があり、ハワイのバービー・コレクターのグループは正真正銘のハワイのバービーを作ったことがあるとハワイ・ニュース・ナウが伝えている。
バービーが正式にハワイを訪れたのは、1963年に出版された「バービーのハワイの休日(Barbie’s Hawaiian Holiday)」が最初である。この本は、花柄のビキニにレイ、草のフラスカートやウクレレが付いたバービー人形とセットで販売された。
60年代以降、ハワイのバービー人形はさらに多くのバリエーションが生まれた。
1975年には「ハワイアン・バービー」が、1982年にはバービー初のハワイの友人であり初のパシフィック・アイランダー・バービー人形「ミコ」が登場している。
地元のバービーファンによるグループ「バービー・ハワイ」は、ヒロ・ハッティと協力し、マテル社公認のハワイアン・バービーを作り上げた。赤と白のパレオを身にまとい、本物のコア・イプと羽毛のウリウリ付きで、1997年2月に開催されたコンベンションで50体が限定販売され、200体が参加者に限定配布された。
また、バービー・ハワイを率いたフローレンス・デロス・サントス=マートン氏は、1989年当時にアメリカで最も多くのバービーを所有するバービーコレクターで、自宅のガレージを拡張してハワイ・ラブズ・バービー博物館を設立した。なお、博物館は2011年に彼女が亡くなるまで開館していた。
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写真:Shutterstock.com
(日刊サン 2023.7.24)