ハワイの教職員組合は教育委員会に対して、公立学校の再開を延期するように求めたとホノルル・スター・アドバタイザーが伝えている。

組合によると、教職員は新型コロナウィルス感染が終わらない中で仕事に戻る準備をするために時間が必要だと述べている。

学校再開を8月4日に控えて、教職員は7月29日から職場に復帰するように予定されており、準備期間として4日間があるが、これは今までと同じだ。

それに対して組合側は、従来と同じ4日間では十分なコロナ対策ができるとは思えず、子供たちと教職員双方にとって健康な環境を作るためにはもっと時間が必要だと述べている。

組合のトップであるコーリー・ロゼンリー氏は、何日間の準備が必要で、何日から公立学校を再開できると思うのかという具体的な日程について言及しなかったが、「一番大事なことは、学校が安全で、教職員が安心して仕事ができること、そしてコロナ対策についてしっかりトレーニングを受けることだ」と述べた。

デービッド・イゲ知事、教育委員会会長キャサリン・ペイン氏、州教育長クリスティーナ・キシモト氏、そしてハワイ州疫病対策博士であるサラ・パーカー氏は、8月4日の学校再開に賛成している。

生徒は学校再開後すぐの2週間は午前中のみの授業の予定で、午後には教職員のトレーニングが行われる予定である。