米国造幣局は、20日(木)、ハワイの先駆者であるパッツィー・タケモト・ミンク氏と他の4人の米国女性を称える2024年の記念クォーター(25セントコイン)のデザインを発表したとホノルル・スター・アドバタイザーが伝えている。
ハワイ出身で日系三世のミンク氏は、有色人種の女性として初めて連邦議会議員を務め、男女平等、人種平等、安価な育児、環境保護を提唱した。彼女は、連邦政府から資金援助を受けている学校や教育プログラムにおける性差別に基づく差別を禁止する連邦法「タイトルIX」の主唱者であった。2002年没。
2024年ミンク記念クォーターはベス・ザイケン氏がデザインし、ジョン・P・マグロー氏が彫刻した。コインの裏面(テール側)には、ハワイを象徴するレイを身につけ、画期的なタイトルIX法を手にした下院議員が描かれている。背景の連邦議会議事堂の南翼は、ミンク氏が24年間議員を務めた連邦下院の本拠地である。碑文には、彼女の名前と、「教育の機会均等(EQUAL OPPORTUNITY IN EDUCATION)」が含まれている。
ミンク氏は、2022年に始まり毎年5人のクォーターを発行している4年間のアメリカ女性クォーター・プログラムに選ばれた2人目のハワイ人女性である。クム・フラ、作曲家、教育者としてハワイ先住民文化の保存と永続に尽力したエディス・カナカオレ氏は、2023年の記念クォーターに採用されている。
2024年のクォーターがいつ購入可能になるかは発表されていないが、購入可能になり次第、catalog.usmint.govでオーダーが可能となる。
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写真:パブリックドメイン
(日刊サン 2023.7.21)